抗菌剤の種類

有機系抗菌剤

有機合成系抗菌剤…化学薬品使用 ex)第四級アンモニウム塩、チアベンダゾール

有機天然系抗菌剤…天然材料使用 ex)ヒノキ・わさび・カテキン

無機系抗菌剤

金属系  担体系…ex)銀・シリカゲル・ガラス・活性炭

       酸化物光触媒系…ex)酸化チタン

非鉄金属系…ex)マグネシウムジンクオキサイド(使用抗菌剤)

有機系・無機系の特徴

無機系抗菌剤 有機系抗菌剤
効き目 遅 い 速 い
効 力 静 菌※ 高 い
皮膚刺激性 少ない 高 い
効果持続期間 半永久 短 い
コスト 安 い 高 い
耐 熱 強 い 弱 い
菌に対する作用 接触した菌に有効 浮遊菌にも有効

※静菌…雑菌の繁殖を抑制すること。雑菌の寿命は24時間程度なので、鮮度保持
      には十分な性能を発揮します。

鮮度保持シートの特徴

人間の必須ミネラルが主原料

この鮮度保持シートは人体に摂取することが必要なミネラル成分を原料と
しているため、安全性に優れています。



マイナスイオンによる抗菌作用

この鮮度保持シートはマイナスイオン(スーパーオキシドアニオン※)による抗菌
作用であるため、抗菌成分の食品への移行や、食味・色を変えることがありません。



熟成を平均的に進行させるため廃棄ロスを低減

腐敗・劣化の活発な食材表面付近の腐敗菌繁殖を抑制するため、食味・ 臭気・
色の変化による価格低下(見切り品)や腐敗によるロス(廃棄品)を抑えます。


※スーパーオキシドアニオン: 酸素が−電子還元されることにより発生する活性酸素。
                   人体内で最も大量に発生するが、他の活性酸素と比
                   較して反応性が低いため、身体に与える影響も低いと
                   言われている。              

ドリップ吸収力比較

魚肉・食肉の劣化を早める最大の原因としてドリップ内での菌の繁殖が挙げられます。
ただドリップを吸収してもシート自体に抗菌性が無ければシート自体が菌の温床となります。
そのため鮮度保持には優れたドリップ吸収力と抗菌性が必要なのです。

ドリップ吸収力 ドリップ吸収速度 抗菌性 ドリップの多い
食材への対応性
安全性
抗菌剤入り鮮度保持ウレタンシート
PEフィルム天然パルプ複合ドリップ吸収シート ×
吸水性樹脂配合ドリップ吸収シート × △※1
酸化チタンパック × × × △※2

※1.吸水性樹脂の成分は、ドリップに含まれる塩分や酸により溶出の恐れがある。
※2.酸化チタンは曝露した場合の刺激性が高く、体外に排出されにくい。